特定非営利活動法人結核感染診断研究会

SNPC RUTID 特定非営利活動法人結核感染診断研究会

結核の補助診断法

 ツ反(TST)、QFT-3G、T-SPOT.TB、IGRAのパフォーマンス等補助診断法に関する種々の情報が会員サイトからご覧いただけます。

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IGRA検査

 21世紀に成ってInterferon-Gamma Release Assay (IGRA)と言う結核感染を診断する検査法が開発されました。この方法はツベルクリン反応に替る新規の結核感染診断法です。IGRAにはQFT検査とT-SPOT.TB検査の二種類の方法があり、ツベルクリン反応よりも特異度・感度が高く、日本ではQFT検査が2005年4月14日から使われています。T-SPOT.TB検査は近い将来に厚労省の認可が下り、誰でも使えるようになります。

 IGRAの原理は結核菌に特異的な抗原を使用して、Interferon Gamma (IFN-γ)産生をする細胞性免疫のレベル(IFN-γ産生量)を測定して感染を診断するもので、具体的にはBCG菌や幾つかの非結核性抗酸菌には無い結核菌特異的なタンパクでTリンパ球を刺激すると、感染者が持つ結核菌特異的なヘルパーTリンパ球は結核菌特異的なタンパクに反応しIFN-γを産生します。このIFN-γ量を測定して陰性コントロール値を差し引いた値がカットオフ値以上であれば結核感染と診断します。
 
 ツベルクリン反応はPPDを皮内注射した後48時間後に必ず医療機関に行って接種部位の腫れを測定して貰わないと結核感染診断は付けられませんがIGRA検査では一度の採血で診断が可能になりました。

 この検査法はあくまで結核の補助診断法ですが、接触者健診における潜在性結核感染の診断や、結核が疑われるケースにおいて、他の肺疾患との鑑別に有力な検査法です。